ベンジャミン・フルフォード 熊本講演 2010年8月27日

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ベンジャミン・フルフォード熊本講演2010へ14年後の未来から2024~アメリカ革命と日本独立への道~

皆さん、本日はお集まりいただき、ありがとうございます。私の話を初めて聞く方も多いと思いますので、最初は概要からお話しし、その後に具体的な内容に入ります。
 
私はかつて、アメリカのエスタブリッシュメントに属する雑誌でアジア太平洋支局長を務めていました。その当時、アメリカの言うことを聞けば、日本にとっても利益があると考えていました。しかし、その後、私は完全にブラックリストに載り、暗殺未遂に何度も遭遇しました。この講演では、その経緯と、なぜ私がこの活動を始めることになったのかをお話しします。
 
まず、私の家族は日本やアジアとの関わりが古くからあります。今年の夏、曽祖父について調べたところ、彼は世界中に87か国の工場を持ち、製薬会社を経営する資産家でした。曽祖父は明治時代に日本に来て、皇室ともつながりがあったようです。しかし、そのつながりは長い間封印されていました。私が古い写真を見つけたところ、曽祖父や親戚が着物を着ている写真や、日本の皇室関係者が訪問している写真が出てきました。
 
曽祖父はジェネラル・エレクトリック(GE)の筆頭株主でもありました。当時、電気は新しい産業で、世界を大きく変える力があると考えられていました。多くの人々は、未来が明るくなると信じていました。しかし、曽祖父はジョン・ロックフェラー1世に暗殺され、その義理の息子も3週間後に暗殺されました。私が調べたところ、当時の新聞には何も残されておらず、図書館の資料も全て抹消されていました。これは、大きな力が働いていた証拠だと思います。
 
たが、本名は鈴木であり、祖父に侍精神を教えたと言われています。祖父はカナダの政治家であり、日系人が強制収容所に送られた時に、唯一反対票を投じた人物です。その後見人だったミスター・レイバンは、戦争が終わった後に精神的に崩壊してしまいました。おそらく、彼は拷問を受けていたのだと思います。
 
このような背景から、私は幼い頃からアジアに強い興味を持っていました。ヒッピー世代の影響もあり、文明から離れてアマゾンでの生活を試みたこともありました。その後、日本に来て半年間バーで働きながら日本語を学び、上智大学に入学しました。当時、日本は未来の国とされ、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われていました。アメリカを凌駕する勢いがあり、多くの人々が日本に希望を見出していた時代でした。
 
しかし、私はジャーナリストとして活動する中で、世の中の表と裏が全く異なることに気づきました。株式市場や為替市場が一部の権力者によって操作され、一般の人々の資産が吸い上げられている現実があったのです。私は当時、日本経済新聞に所属しており、経済に関する記事を書く機会がありましたが、何かがおかしいと感じ始めました。ある日、大蔵省の課長に取材を行った際、「本当のことを知りたければ、野村証券に行きなさい」と言われました。
 
その後、私は野村証券のトップに取材しました。彼は業界の裏の実力者であり、日本を動かしているVIPリストを管理していました。そのリストには、ジャーナリスト、官僚、財界人、政治家など約5,000人の名前が記載されていました。彼らは株式の売買を通じて莫大な利益を得て、その利益を権力者に還元するという仕組みができていました。私はこの仕組みを暴露する記事を書こうとしましたが、上層部から「これ以上書くな」と強く止められました。
 
その後、私は日本経済新聞を辞め、フォーブス誌のアジア太平洋支局長となりました。新しい立場から自由に記事を書くことができましたが、再び裏の権力からの圧力を受けるようになりました。特に、日本の金融業界の不正や、政治家と暴力団の癒着を暴露しようとした時、記事が差し止められ、編集部からの圧力が強まりました。このような状況に失望した私は、フォーブスを辞めざるを得ませんでした。
 
フォーブスを辞めた後、私はさらに危険な領域に踏み込むことになりました。ジャーナリズムの枠を超えて、世界の裏側で暗躍する勢力について調査を始めたのです。特に、アメリカやヨーロッパの中央銀行、そしてそれを支配する金融エリートたちに焦点を当てました。これらの中央銀行は、実際には民間企業であり、一部の特権的な家族によって支配されています。彼らは通貨発行権を独占し、その仕組みで莫大な富を蓄えてきました。この事実は、一般にはほとんど知られておらず、メディアも報じることはありません。
 
私が気づいたのは、中央銀行が「無からお金を作り出す」仕組みです。彼らはコンピューター上で数字を入力するだけで、新たな通貨を生み出します。そして、その通貨はまず政府や大手金融機関に貸し出され、最終的には一般経済に流れ込みます。しかし、その利益は一部のエリートが吸収し、一般の人々は負債を抱えることになるのです。このシステムは、表向きには経済成長を支えているように見えますが、実際には多くの人々を貧困に追い込んでいます。
 
私は、この仕組みを暴露しようとしましたが、非常に多くの妨害がありました。私は何度も脅迫され、暗殺未遂も複数回経験しました。それでも、私はあきらめずに調査を続けました。その過程で、私はアジアの秘密結社と接触を持つようになりました。彼らは、西洋の金融エリートに対抗するための組織であり、私に協力を申し出てきました。私たちは、世界を支配する少数のエリートに対抗するための戦いを始めました。
 
この戦いは、経済戦争として表面化しました。2008年のリーマンショックは、その一つの結果です。金融システムが崩壊し、多くの人々が職を失いましたが、その背後には、世界の支配構造を変えようとする力が働いていたのです。私たちは、新しい金融システムの構築を目指しています。それは、金本位制の復活や、各国が自国通貨を発行する権利を取り戻すことを含んでいます。
 
この活動の過程で、私は再び命を狙われました。暗殺未遂や脅迫は日常茶飯事でしたが、それでも私は恐れずに活動を続けました。なぜなら、私にはこの世界の裏にある真実を伝える使命があると信じているからです。彼らの支配は永遠ではなく、私たちはその支配構造を打破しようとしているのです。
 
私たちの活動は、アジアの秘密結社と共に進み、国際的な協力体制を形成することができました。中国やロシア、南米諸国とも連携し、西洋の金融エリートによる支配からの脱却を目指しました。この連携において、BRICS諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)が重要な役割を果たしました。彼らは、ドルに依存しない新しい経済システムを模索し始めています。
 
特に、中国は金の保有量を増やし、金本位制への移行を進めています。彼らは、ドルに代わる安定した通貨システムを構築しようとしています。これに対し、欧米のエリートたちは必死に抵抗しています。なぜなら、ドルの支配が終わることが、彼らの権力基盤の崩壊を意味するからです。彼らは、この動きを阻止するためにあらゆる手段を講じています。
 
私たちは、多くの妨害や攻撃に直面しました。暗殺未遂や脅迫はもちろんのこと、メディアを使った誹謗中傷や、私の信頼性を失わせるためのキャンペーンも行われました。彼らは、私の発言が広く伝わらないように情報操作を行いました。しかし、私はあきらめませんでした。真実を追求し続けることが私の使命だからです。
 
現在、世界は大きな変革の時期にあります。古い支配構造が崩れ、新しい秩序が生まれようとしています。これまでのような少数のエリートが富と権力を独占する時代は、終わりを迎えつつあります。私たちは、全ての人々が平等に参加できる、公正なシステムを目指しています。しかし、この変革には時間がかかります。古い勢力は依然として強力であり、あらゆる手段を使って支配を維持しようとしています。
 
それでも、私たちには希望があります。多くの国々が目覚め、立ち上がり、真実を見極めようとしています。これは簡単な道のりではありませんが、私たちはこの戦いに勝利することを信じています。未来は、私たち一人ひとりの選択にかかっています。私たちが真実を追求し、恐れずに声を上げることで、新しい時代が訪れるのです。
 
私たちが目指している未来は、単なる経済改革や金融システムの再編ではなく、根本的な価値観の変革です。これまでの支配構造は、少数のエリートが富と権力を独占し、一般の人々はその支配下で生きることを余儀なくされていました。しかし、私たちはその構造を変え、全ての人々が平等に機会を持ち、真の自由を享受できる社会を築くことを目指しています。
 
この変革の一環として、私たちはベーシックインカムの導入を提唱しています。これは、全ての人々に最低限の生活を保障するための制度です。ベーシックインカムが実現すれば、誰もが安心して生活でき、働くことが義務ではなく選択となります。この新しい経済システムの中では、仕事はもはや生計を立てるための手段ではなく、自分自身の才能や情熱を発揮する場となるでしょう。
 
さらに、私たちは環境問題にも取り組んでいます。現在の経済システムは無限の成長を前提としており、地球の資源を無尽蔵に消費しています。しかし、これは持続可能な方法ではありません。私たちは、循環型経済への移行を推進し、自然環境と調和した持続可能な発展を目指しています。これは、次世代に豊かな地球を残すために欠かせない取り組みです。
 
教育の改革もまた重要です。現在の教育システムは、画一的な知識の詰め込みに偏りすぎています。しかし、これからの社会では、創造性や批判的思考、そして倫理観が求められます。私たちは、次世代の子供たちがリーダーシップを持ち、持続可能な社会を築けるような教育を提供することを目指しています。
 
こうした新しいシステムを実現するためには、まだ多くの課題が残されています。それでも、私たちは決して諦めません。なぜなら、この変革は私たち全員の未来にとって不可欠だからです。私たちは恐怖や不安に屈することなく、真実を追求し、団結して行動しなければなりません。
 
最後に、皆さんにお伝えしたいのは、希望を持ち続けることの重要性です。たとえ目の前に困難が立ちはだかっても、それを乗り越える力は私たちにあります。世界は確実に変わりつつあり、その変化を実現するのは、皆さん一人ひとりの力です。どうか、この変革の波に乗り、新しい時代を共に創り上げていきましょう。

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